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  • ルドビカと思いがけない舞踏会

     

    世界の何処かで、物凄く大きい樹バオバーの日陰に、おじいさんと孫の男の子が休んでいました。その日はとても気持ちの良い日でした。男の子は何時ものように、好奇心一杯で、沢山の質問をしました。その度おじいさんは、お話を聞かせました。その中で、動物たちが森にて、身につけた教えの話でした。

     

    ある時、大きい樹や、沢山の花と動物達が住む、とても美しい森があったんだ。その美しい場所で、ある毛虫も住んでいたんだよ。
    それが、ルドビカと言う名前のメス毛虫だ。

    ルドビカは、はって歩く事に、劣等感を持ち、孤独で、寂しく、過ごしていた。そして何時も他の動物から、物笑いにされ、差別されていたんだ。おぼえている、醜いアヒルのお話を、そのアヒルのようにルドビカは、感じていたのだよ。

    全然見知らぬ物からも、ほふく虫のため、軽蔑され、又無視されたのだ。この可愛い、そしてひ弱な毛虫ちゃん、言うまでも無く生きて行くのには、大変だった。

    月日が経ち、変な毛虫のルドビカも、大きくなった。
    数少ない友達で、一緒に長い時間遊んでくれたのは、赤いバックを持つ天道虫 と 彩色で光る沢山の靴をはいてる百本足虫だた。
    ルドビカは彼女達と居る時が、幸せであり、又笑う事も出来たのだ。この友達は、違う動物にも、ルドビカを紹介したが、誰も相手にせず、そして相変らず軽蔑し、無視されたのだ。

    ある天気の良い美しい日、ある虫が、偉大なるパーテイーのポスターを、持ってきた。 “ 蝶々達の一年一度の舞踏会 ” このニュースには、みんな驚き、一日中の話題になった。このパーテイーのため、蜂達は蜂蜜を作り、集会所は大勢の蛍で照らされ、音楽はコウロギとセミの集まりでする事に成り、そして解るか、参加者は、世界各
    国から集って来る一番美しい有名な蝶々たちなのだ。

    いく日か過ぎた。ただ参加するのには問題が有るのだ。どうしたら招待状が貰えるかとね。でも考えの無い動物達だ、そんな事も思い付かず、森での何時もの生活で過ごしていたのさ。こんな豪華な舞踏会にどうすれば入れるかの知恵も無し、もしかしたら現実にならない夢かも知れない。もちろんルドビカも、このパーテイーを思うと、わくわくしたのだ。この美しい有名な蝶々達が、騒ぎ、踊っている場面を見る事が出来れば、なんと素敵だろうとね。

    可愛そうなルドビカさ、そのため、またも皆から、からかいものにされてしまったのだ。
    彼女の近くを通る者は、どうだい、もう舞踏会に行く用意出来たかい。そして笑い、通り過ぎ、ルドビカはとても悲しく感じたのさ。

     

    いよいよもう一週間でパーテイーだ。どうしてパーテイーに行けるのだろう。もちろん蝶々かその友達なら良いが、ほかの動物は招待状が必要で有ると言う事だ、でも動物達はそんな事、考えた事も無かったのだ。とくに奇跡などとは、知るはずも無い。
    そしてクラブでは最終の大騒ぎ、忙しそうに、鳥達は、飛び、歌いながらクラブ内装飾に手助けをして、又空はとても青く、太陽はクラブの大サロンを光らした。そして偉大なる舞踏会の用意が、だいたい出来上がったのだ。蜂達が作っているお菓子の匂いも広がって行った。そうだよ、もうすぐ待ちに待った、パーテイーが始まるのだ。

     

    ルドビカは、此処の所ほとんど家から出なかたんだよ。皆から悪口を聞くよりは、家に居たほうが良いと、ションボリしていたのだ。
    でも本当はね、此処の所彼女の体に、ある変化が起こりつつあるのに気ずいたのさ。でもまさか、もっとおかしい体に成るのかなっと思った。
    可愛そうなルドビカだ、体が変な皮で包まれて行く様子を見つめながら、心配でいっぱいだったのさ。

    ルドビカは、毛虫から蝶々に変化する事は、もちろん聞いた事も無かったのだよ。ある日、鏡の前を通った時、美しい姿が映って居るのが、訳も解らず、自分ではなんと美しい夢だろうと思ったのさ。

     

    その後、天道虫と百本足虫が遊びに来たんだ。中に入りルドビカが見当たらないので、ルドビカ何所に居るのと大声で叫んだ。
    そばに居た美しい蝶が、此処よと言いったのさ。天道虫と百本足虫は、見わたしたがルドビカの姿は見えない。

    ただ、声は美しい蝶が居る所から聞こえたが、でもルドビカは何所に居るのか見えず、二人とも、いったいどうしたのか、訳が解らなかった。そしたら、なぜそんなふうに見るの、何かおかしいのと、
    ルドビカが言ったと、同時に、二人は鏡の前に走って行った。
    ルドビカも付いて行き、一緒になり、三人で鏡をのぞき、ビックリ、ルドビカだけが、変わっていました。
    又床には前の毛虫の体の小割れカラが有るのに気ずいたんだ。虫達は考える事はしない、ただお互いに素敵な事が起こったと感じ、幸せ一杯笑いだした。

    そうさ、その日からルドビカは素敵な人物で、噂は直ぐに広がり、たくさんの見物人が来て、大驚き、ただ美しいだけで無く、飛ぶことも出来たのだ。そしてルドビカは皆の前で飛び立ち、空で円を描き、下を見た時、余りにも素晴らしい景色なので感激してしまった。

    あの、皆から笑われた、はって歩く毛虫の姿は、もう過ぎた昔の事で、今は完全に忘れたのさ。

    高い所に飛び、上から下に居る皆を見たとき、ルドビカはいじめられ、馬鹿にされた事が頭に浮かび、今ならば、持った権力で復讐も出来るが、そうすれば皆と同じだ、エゴイストで偏見人である。そんな事で、時間を無駄にしてもしょうがない。私は、楽しみ、そして人助けを仕様と決めた。

    ルドビカは皆を呼び、ハッキリと大声で、今日から皆さん良い友達になりましょう。もちろん差別は許しません、たとえ面白い、変わったと思う動物でも、仲良くして上げましょう。そして又大声で、皆さん私と一緒に舞踏会に行きましょう、そうすれば皆さんも入場できます。

    皆も、今までの自分達の取った態度に、恥を感じたが、とても幸せ感にあふれ、拍手をしたのだ。そしてルドビカを抱え歌いながら、
    舞踏会場に向かい、ゆうまでもない、大成功に終わったんだよ。

    一般の皆と、見た目、何所か違がっても、原則として悪い人でも無い、間違っている人でも無い、ただ普通の皆と、違う所が、有ると言うだけの事でね。このお話でも解るだろう。
    そして、この教えは、森全滞に渡り、親から代々に受け入れられ、調和に何時までも、仲良く過ごす事が出来たんだ。
    おわり

     

     

     

     

     

IVONE YAMAMOTO

 
 
 
 
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